描きたいものがよく分からない悩み

イラストレーターとして5年目になる頃
漠然と「自分自身が描きたいものがよく分からない問題」に直面していました。

オリジナル作品になると何を描いてよいのか思い浮かばない。(仕事は問題ないですよ!)
グループ展のお誘いを頂いてテーマがあっても、自分らしさを出さなきゃいけないと思うと真っ白になる。

主催者や足を運んでくれた人に申し訳なくて展示やイベントの申し込まないし、お誘いいただいてもお断りすることが続きました。


仕事の絵は目的意識があって何を伝えたいのか明確なのでそれを絵にしてあげれば良いのです。
でもオリジナルの絵はまず自分が何を描きたいのか分からない。
何がしたいのか、どうしたいのか、そもそも絵を描くのが好きなのか。突きつめていくと仕事で求められて絵を描けているのだから、それ以上頑張らなくても良いような気すらしてきます。

でも漠然とこのままでは先細りする不安がありました。


そんな時に山田博之さんのイラストレーション講座の話を聞きました。

昨年(2017年)の秋に講座の見学に行ったところ参加されてるイラストレーターさんの絵が素でとても魅力的でした。そして私のポートフォリオを見てくれた山田さんが「白鳥さんはかわいい感じの絵を描いてるけど実際のところは怖いものやセクシーだったり…また違うものが出てくるかもね」とコメントしてくれて妙に納得しました。
かわいい感じが仕事として受け入れられるだろうな、と思ってるから。かわいく描くのが得意としています。
確かにそうなのです。
じゃあどんな風に何が描きたいのか、と考えるとよく分からない。


山田さんの講座は自分自身の絵を描いて気に入ってもらった人と仕事しよう、誰かに受け入れられるための作品をわざわざ作る必要ない。というスタンスです。受け入れられるために何とかしなきゃ、と必死になっていた私には肩の力が抜ける言葉でした。

このモヤモヤした悩みが少しでも解決しそうな気がして今年の春からの全10回の講座の申し込みをお願いしました。そして2018年4月から通っています。

つづくー。

白鳥みちこイラストBLOG

埼玉在住のフリーランスのイラストレーター。温かみがあるかわいいタッチが特徴です。趣味はフィギュアスケート、バイク、一人暮らし。何事にも熱しやすく冷めやすく浅く広く楽しんでます。

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