2019クリエイターEXPOのこと
4月3日(水)〜5日(金)までクリエイターEXPOに出展してきました。
イベントの概要についてはこちら。
私はクリエイターEXPOに出展するのは4回目になります。
1回目はまだ広告会社で制作をやってました。
仕事の片手間に準備したのでえらい大変でした。
2回目は自分の制作実績をアピールしていました。
そして数年は参加見合わせて
3回目は2017年
この頃になるとだいぶ傾向も分かってきたのでクリエイターEXPOでは欲しい仕事を大きくアピールするようにしました。HPを見てもらえば出来る事は分かるようになっているので「こういう仕事が欲しい」と伝わるように工夫しました。会場で配るパンフレットも実績カタログにならないようにして注意してます。
この年はマンガブースに出展して、セリフが横書きのマンガが描けることをアピールしました。
クリエイターEXPO(6/28〜30)に漫画スペースで参加します。スペースはC6-29。WEBや左綴じ本に強いヨコ書きセリフのマンガをご提案していきます。16Pのサンプル本を配りつつお待ちしております。 pic.twitter.com/p4cEm4rTe6
— 白鳥みちこ (@calcan) June 19, 2017
結果、保険会社のパンフレットを定期的に頂いています。
そして昨年は全5回シリーズの特許庁の広報誌でマンガを描かせて頂きました。
4回目になる2019年。
今回はとても迷いました…。
出展申し込みをした時は、横書きマンガをもう一歩進めようと画策してました。
エッセイマンガの企画書を準備する予定でした。
だけど、前年になる2018年に山田博之さんのイラストレーション講座に通ってイラストに対する考え方が変わってしまいました。
この講座では「自分の好きで描きたい絵を気に入ってくれた人に選んでもらえば良い」という事が主軸になっています。それまで商業イラストレーションは「伝えたい事のためにイラストはある」と信じていたので納得出来るまで時間がかかりました。
マンガでアピールしていけば実績もあるし、タッチもある程度確立しています。
でもマンガ作品を見直した時に使い勝手は良いけど埋もれてしまう平凡さなのです。
一方でイラストレーション講座で描いてきた絵は
万人受けはしないけど謎の強さはあるような気がしました。
開催日の2週間前まで本気で迷ってて
パンフレットも1月頃から少しづつ準備していたのに3回くらい没になりました。
没ったオリジナルイラストのラフはページ数にして15枚くらいです。こわい。
クリエポでどっちの方向性で行くかずーーーーっと迷ってる。仕事でいつも描いてて分かりやすい方向性(人物の方)の方と、まとめようがないけど何となく好き(色がついてる方)なやつと…。
— 白鳥みちこ (@calcan) March 20, 2019
ちなみに開催日まであと2週間だw pic.twitter.com/RTvvaQ1ShG
そして迷うのも嫌になってキャンセルしようと決めたものの
時期的にキャンセルはききません。出展料は約10万。
追い詰められるほど悩むなら…もういいや。と。
自分の好きで描きたい絵を描いて、一人でも良いから気に入ってもらえればいいや!と。
こうして半ばヤケっぱちで出来上がったイメージイラストがこちらです。
パンフに載せるイラストも花すら載せずに(花は使用用途高いはずです)
樹木だけに絞って
好きな木しか私は描きませんが、なにか?という仕上がりになりました。
6年間の実績も一切掲載しませんでした。
その結果
過去4回の出展の中で一番反応が良かったという結果になりました。
しかも上手い絵がズラズラと並んでいる中で
自分のブースの前で足を止めてくれる人が多かった。
二度見してくれる人も沢山居た。
当たり障りない絵だったらいくらでも描けるのに、魅力的に見せられないことに悩んでいた私にとって目に止まることは本当に大切でした。それを実感することが自信になりました。
出てよかった。好きな絵描いてよかった。
具体的なお仕事の依頼はまだですが、頂いた名刺から営業活動頑張りたいと思います。
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