ご依頼たいだいたイラストはこんな工程で仕上げています、というお話です。
ラフを描く前に
まずイラストのご依頼内容から分からない内容を確認したり、下調べをします。資料はいただけると助かるのですが細部まで描くために本やネット検索でも確認します。
今回は「リサイクルする人」で写真資料もあったのですが、「リサイクル ゴミ箱」などで検索して収集箱のフタの具合とか見ておきます。普段使ってる物でも意外と勘違いしてたりします。
構図を決めて、だいたいのアタリをとります。
人工物や立体物がある場合はIllustratorで描いておきます。Illustratorの3D機能も使う時があります。ここがひと手間ですが正円や楕円、直線、パースが整ってないと不安になるのです。フリーハンドで正円や整ったパースが描ければよいのですが…。(練習はしてる)
そしてIllustratorで描いた図形を手書きでなぞる。という工程があります。
歪んだ線やフニャフニャした形が依頼内容に適してる場合はここは省きます。
ラフからの仕上げ
下書きを描けたらそこから人様に見せられる段階の絵にします。
仕上げ段階になってしまうと描き直しに時間がかかるのでラフの時点で必要な要素は伝わるようにします。
仕上げ工程は細部や整理できる線を描き直してきれいな線にします。そこから色やアミをつけて見栄えを整えます。完成イメージがラフで出来上がっているので仕上げ作業の時間はあまりかかりません。
最後に色を調整して納品しています。
この方法で数年やってきたとは言え、同じ絵を2〜4回は描くことになります。
それを疑問に思わなかったのですが…どうなんでしょう。非効率ではないかなと…。
そして最近下書きもない一発で描いた線が思いの外に良い感じなのです。これを納品データに出来ないか考えております。問題は修正対応なのですがそこは作り方や描き方を工夫せねば、です。工夫しよう。
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