アニメーターの、たてなかじゅんぺいさん主催の「たてなか流クイックスケッチ塾」に参加してきました。こちらのスケッチ塾は動いているモデルさんを描きます。
1回目のモデルはダンサーさんでした。
今回、2回目はお侍さん!
古武術の天心流代範をなさってる方です。
まーこさん。
Twitterで1年以上前から覗き見していたのでお会い出来るのを楽しみにして行って来ました。
たてなかさんが「1回目のダンサーさんは見せる動きだったけれど、今回は見られる前に終らせる動きだからとても面白いです」とにこやかな笑顔でした。その時はどういう意味か分からなかったのですが一連の動きを見て納得です。
まず抜刀を見せてもらいました。とてもとても早い。目にも止まらぬ早さ。
相手に見切られたら不利だからなんですね…。
これ描くのか…本当に描けるのか…と絶望していたら始めはは歩くところからでした。よかった…。
最初はすり足。上半身が全然動かなくて上下しないのが印象的でした。
そして、すり足からの走り。
股関節がしっかり曲がって低姿勢なのが特徴。
次に座ってからの立つ動作です。所作がかっこいい。
刀が出てきました。訪問して刀を預ける動作。
抜刀してからの動作は捉えるのが大変なのですが「見る→頭に焼き付ける→紙に絵をのせる」が慣れてくると少し出来るようになりました。上半身は見てたのに下半身が分からない、とかグダグダになるのですがスローモーションの動作でも見せてもらいつつ描き足す感じでした。難しい。
大きな刀を鞘におさめる所作も全身を使ってて印象的でありました。
今回はきちんと描けなかったけど一つ一つの手の動きがきれいでした。
回転斬り。これは切られる役をやらせてもらいました。足首切られるイメージ。
切られたい人コーナー
訪問先で挨拶してから殺られる想定で暗殺体験させてもらいました(笑)お辞儀をして瞬きしたら間合いが詰まっていて、次の瞬間には喉元に刃がありました。すごい。
このコーナー休憩時間にも関わらずモデルさんにお仕事させてしまいました。
ありがとうございますありがとうございます。
最後に演武を見せてもらいました。面白くて描くどころではなかったです。
一人で演武をなさってるのに仮想敵の動きが感じられるのです。ああ、いま切りつけられて避けたんだな、とか分かるのがすごい。
帰りに。たてなかさんのスケッチをお土産で頂いて。動きを捉えるのに無駄な線がなくて何度も見返しています。線1本で足の裏が表現されていて。でもきちんと動作が分かるのです。
すごい。
全体的にすごい、としか言葉が出なくて語彙の足りなさが悔しい夜でした。眼福。
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